
小学4年生のとき、
友達3人で、それを見ました。
その日は
教育実習の先生との
最後の授業でした。
僕たちはお別れがさみしくて、
授業中、ずっと泣きました。
みんなで泣いて
先生も泣いていました。
その帰り道、
北風がビュービュー吹く
真っ暗な夕方。
空気はどこまでも、澄んでいました。
僕たちはいつもの田んぼ道を帰り、
泣き疲れて、それでいて、心は空っぽ。
そして、刈り終わった田んぼへと。
干し草の上、おもいっきり寝ころびました。
今でも、ちゃんとおぼえています。
めったに観れない満天の星空。
まるで、星が降ってくるようでした。
澄みわたった夜空に、キラキラと輝く星、星、星‥‥
ずっと見ていると、なんだかグルグルと回っているようで、
3人で無言のまま、ウットリとしていました。
そして、いつの間にか
僕たちは、もうそれを見つけていました。
キラキラと輝く星たちよりも、
はるか遠く、ずっとはるか上の方で
クルクルと小さな円を描く、ちいさな星を。
その小さな星は、クルクルと回りながらも
かすかに西から東へと動いていました。
僕たちはずっと、それを追いかけました。
やがて、その星はすっかり夜空を横断し、
東の地平線に消えました。
今、思い返せば不思議な体験でした。
あれは何だったのだろう? UFO?




